伝わる英語プレゼンに必要な心構え⑤

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本日は、伝わる英語プレゼンに必要な心構えの5つ目をお話しします。

それは、「ネイティブから学んでも、絶対にネイティブになろうとしない」ということです。

最近ではSNSで英語教育系のインフルエンサーも多くなり、何となくみんな

「ネイティブ発音を真似しましょう!」

という空気になりがちですが、ネイティブのように話すことは”正”ではありません

これは英語を勉強した人が、必ず陥るトラップなのですが、

ネイティブに憧れすぎて逆に英語が話せなくなるのです。。。

理由は2つ挙げられるでしょう。

1つ目が、ビジネスプレゼンの主目的「人にわかりやすく伝える」ことなので、

必要以上にネイティブ風になる必要はないためです。

私の経験を語ると、私も以前はネイティブのように話したいと思っていました(笑) でも、あまりうまくなりませんでした。

もちろん発音練習を否定しているわけではありません。大切です。

ただ、「キレイに話せるよりも、ちゃんと内容を伝えることができる人のほうが高い評価になる。」

ということを知ったうえで、ほどほどの練習にとどめておくことが良いのかもしれません。

あと、常にネイティブが分かりやすく話しているわけではないんですよね。

日本語でスピーチが下手な人と同じですね。

ネイティブだとしてもスピーチが必ずしも上手いとは限らないのです。

2つ目が、ネイティブだけが主導権を握る世界ではなくなりつつあるということ。

現在は、社会だけでなく企業にもダイバーシティが求められており、ネイティブだけが中心となる世界ではありません。

ノンネイティブでも優秀な人間はこの世界にたくさん存在する中で、

ネイティブが一番という考え方はすでに古臭い考え方なのです。

それでも、時折ですが『英語プレゼン』の体験授業の際に、

「良い発音をしないとネイティブにバカにされるときがある。」というコメントをもらいます。

私はそのような時にいつも

「ダイバーシティが分からないネイティブはこの世にたくさんいます。

 ただ、言語得手不得手だけで人の能力を測る時代ではないので、気にしないにようにしましょう。」

とした上で、

ダイバーシティが分からないネイティブがいる、ということを受け入れることも

 今後のグロービスビジネスパーソンに必要なダイバーシティの考えです。」

と答えるようにしています。

ネイティブ発音?知ったことか!ぐらいの気持ちがグローバルマインドを養ってくれます。

本日は以上です。