伝わる英語プレゼンに必要な心構え⑦
本日は、伝わる英語プレゼンに必要な心構えの7つ目をお話しします。
それは、「ネイティブ風に話す必要はない」ということです。
英語はネイティブ風でなければいけないと、実力のなさに失望してしまう方々もいると思います。
ただ、それは 勘違い です。
その理由は2つあります。
1つ目の理由は、英語圏の人たちは移民の同僚に慣れているので、
そこまでノンネイティブの発音は気になっていないということです。
「ネイティブ風に話すことが正」という考え方は、
おそらく日本人の完璧主義がゆえに作られてしまった空想か、
もしくは英語商材を売りたい企業のプロパガンダかと思います。
その証拠に海外では「英語発音矯正」といった書籍が本屋に並ぶことがないからです。
発音は聞いて習得するぐらいで不安視する必要はありません。
それよりも実際の仕事で誰よりも負けない実力をつけることが大事です。
実際に海外駐在した人たちに聞くと、英語ネイティブと話合うというより、
交渉や調査など仕事を回せる実力が重要になるそうです。
私も100%同じ意見です。
2つ目の理由は、
英語ネイティブだから、必ずしも仕事ができるわけではないということです。
それなのに「ネイティブレベルに合わせなければいけない」という考え方は
つじつまが合わない気がします。
おそらく、英語ができないからという理由で、どこかで日本人であることの自信を失っている気がします。
相手に合わせるのではなく、自分のルールを相手に従わせるぐらいの気持ちでないと、
グローバルで戦う時にイニシアティブを取れるわけがありません。
私が過去に投資銀行で働いていたときの話ですが、ネイティブと話すとき、
日本語アクセントを混ぜたり、日本語を一部使ったりして、相手の出方を見たりしていました。
この駆け引きをしたおかげで、勝手に私を対等なグローバルパーソンとして扱ってくれました。
相手にリスペクトしてもらうためには、合わせるだけではダメなんです。
本日は以上です。