【特別インタビュー記事】

元プロ野球選手 スポーツコメンテーター 

多村 仁志さま

略歴:横浜高から94年ドラフト4位で横浜(現横浜DeNA)に入団。04年に球団史上初の40本塁打をマーク。05年にはチームで日本人初となる2年連続打率3割、30本塁打を達成した。06年は第1回WBCでは日本代表で全試合に出場し、チームトップの3本塁打、9打点で世界一に貢献。同年オフにソフトバンクにトレード移籍。10年に打率・324、27本塁打で7年ぶりのリーグ優勝に貢献した。2016年に現役引退。現在は野球解説者を中心に活動している。

オリジナルプログラム後インタビュー

多村仁志さんに、JB Bootcampのオリジナルプログラムに関するインタビューをさせていただきました。

現在は、メジャーリーグや日本プロ野球の解説をメインに活躍されている多村さんは、“米オールスターゲームのために渡米する” というミッションがありました。各球団代表選手とのインタビューには、英語での対話が必須です。

短期間のうちに多村さんはどのような英語学習をしたのかについてお話を伺いました。

J-Biz 齋藤:オールスターゲームお疲れさまでした!
大仕事を追えたわけですが、JB Bootcampを学んだ印象を教えてください。

多村様:ありがとうございます!ちょっと疲れました(笑) かなりの強行スケジュールだったので、帰国後は少し放心状態でした。。。

ということで、JB Bootcampについてですが3つぐらい気づいたことがありますね。
1つ目に、「サポート」です。私のために特別に組んでくれたプログラムですが、毎回親身になってサポートしてくれたことが良かったです。私の場合、英語は多少聞き取れますが、やはり英語力に自信がなかった。主催者であるJBはいつも自信を持たしてくれたり、応援してくれたりするのは励みになりましたね。

多村様:2つ目が、「目的に合わせたカスタマイズ」です。何よりも目的である「オールスターゲームでのインタビュー」を想定してシミュレーションレッスンを作ってくれたことがよかったです。状況に応じたバージョンもいくつか作ってくれたので、「(異なる状況で)何ができるのか」を理解させてくれました。

多村様:そして3つ目が、「自分の英語力を絡めて、現在と将来のキャリアパスを明示してくれたこと」です。一般的に、英語力を全て「現在」に押し込みがちなんですが、正直これは現実的ではないと思います。今私がオールスターゲームでするべきこと、そして将来的に英語力をどのように伸ばしていくのか?を明示することで来年以降の計画をすることができたと思います。

JB Bootcampでのネイティブとのトレーニング

J-Biz 齋藤:では、ネイティブとの実践レッスンはどうでしたか?

多村様:私は、日本在住のSucciに教わったのですがすごく実践的だったと思います。特に、感謝しているのが、彼自身が野球のことを勉強してくれて、オールスターゲームに即したシミュレーションレッスンにカスタマイズしてくれたことです。私は何度もオールスターゲームを訪問しているのですが、やはりメジャーリーグ選手にとっても特別で独特な空気なので、それに寄せたトレーニングは良かったです。

【Succiとのクラス風景】


多村様:あとアメリカ在住のRichieやKirstyが収録してくれたインタビュービデオも、とても良かったと思います。プロのインタビューアーになるにはこれからなのですが、私のレベルに合わせて、「相手が高速で話してきた場合の対処」、「各質問の時の、間の取り方」や「相槌」など自分が今まで意識してこなかったことを学ばせてもらいました。

J-Biz 齋藤:母国語とは別の言語で、異国に乗り込んでのインタビューですもんね。さらに現場は戦場のような雰囲気だったんじゃないかと想像します。その中でインタビューするのは、それなりの度胸が必要だったと思いますが、どのようなマインドセットで向かったんでしょうか?

多村様:こういうアウェイな雰囲気には質問を絞っていくという意識ですね。クラス内では、JBにたくさん(選手への)質問を考えてもらったのですが、短時間でたくさんの質問は正直無理です。バッティングと同じように的を絞ることが好結果を生むことになると思います。

JB Bootcampの効果について

J-Biz 齋藤:その成果はどうでしたか?

多村様:残念ながら、今年は、他のインタビューアーに圧倒されてしまったこともあって、インタビューをたくさん撮ることは叶いませんでした。日本語だったらできるのに。。。と悔しい思いをしたのですが、来年は工夫して元プロ野球選手の自分だからできるインタビューに作り上げていけると思います。ペラペラに話すというよりも、選手からいかに上手くコメントを引き出して”(日本の視聴者から)面白い!”と思ってもらえるインタビューですね。

J-Biz 齋藤:なるほど、さすがトップアスリートです(笑) 外部要因と自分の価値を冷静に分析して、次に何をすればよいか?を考えているところが素晴らしいです。
たしかに、局のアナウンサーがインタビューしているよりも、元プロ野球選手の多村さんがインタビューしているほうが絶対絵になりますもんね。メジャーの選手たちも、元プロでかなりの成績をあげてきた多村さんとのインタビューに興味を持ってくれるはずです。

多村様:ありがとうございます。自分の価値を再確認して、どう視聴者に届けるかという視点は大切ですよね。これも来年につなげていきたいです。

時間がない中での勉強時間の創出

J-Biz 齋藤:少し質問を変えさせてください。普段からお忙しい多村さんが学習時間を捻出するためにどんなことをしたのでしょうか?何かコツがあれば教えていただけますか?

多村様:たしかに、まともに勉強時間を取るのは難しかったと思います。無理な時間管理をすると、結局モチベーション維持が難しくなってきますし、何よりも英語が嫌いになってしまう気がしました。
私の場合、メジャーの解説をしているので色々なリアル英語に触れることができます。その仕事環境を時短勉強の場として使おうと思いました。例えば現地の解説者の英語を聞いて「どういう意味なのか?(What)」「どう使うのか?(How, Where, When)」は常に意識していましたね。それをJBやSucciに質問することで、多くを吸収することができたと思います。プライベートの時間では、娘たちにも協力してもらいました。一緒に英語を勉強することで、何かしらの形で英語に触れていく環境を持つようにしていました。

J-Biz 齋藤:なるほど。今の生活環境にうまく英語を取り入れることでハードルを下げれば、効率よく学習ができますよね。

多村様:それに、JBに「必要のないモノは切り捨てる」ことの大切さも教わったので、学習するときの気持ちに少し余裕ができたと思います。

J-Biz 齋藤:それを聞いて本当に嬉しいです。社会人をしているとすべての英語を勉強する時間はないんですよね。
だからこそ、「余計なものは勉強しない勇気」が必要です。ご指摘のとおり身軽になれば心に余裕が生まれるので、話し方も滑らかになりやすいですよね。

多村様:あと、JBに教わって衝撃的だったのが、「英語の再現性学習」です。結局、ビジネスでは英語も日本語も一定のリズムとパターンが繰り返されているということ理解すると、気持ちに余裕ができます。英語の見方そのものも変わった気がします。

J-Biz 齋藤:そうなんですよ。また仕事ってある一定のパターンの繰り返しが多いことを気づくと、学習の範囲も絞ることができるし、英語に対する自信がつきやすいんです。

今回のJB Bootcampを受講していただいて満足していただけたでしょうか?

多村様:もちろん大満足です!

J-Biz 齋藤:来年多村さんがオールスターゲームに行くときにも微力ながらお手伝いできれば嬉しいですね。

多村様:来年は今年よりも成長できるように頑張っていきますので、よろしくお願いします!

では、今後英語勉強を検討している方や、JB Bootcampを検討している方にメッセージをお願いします。

多村様:振り返ると、オールスターゲームに行く前は、状況が二転三転してしまいモチベーションが下がっていました。でもJBがコンサルタントとしてその状況に合わせてプランを考え、親身に接してサポートしてくれたからこそ、頑張り続けることができたと思っています。
一人だけで英語学習を続けるのは、モチベーションという側面で難しいかもしれません。でもJB Bootcampであれば、家族のように支えてもらえますので、皆さんにも、ぜひともチャレンジしてほしいと思います。

※個人の感想であり、学習効果には個人差がございます。