伝わる英語プレゼンに必要な心構え②
英語でプレゼンをするということは、聞き手に内容を理解してもらうということです。
自分の手元にあるスクリプトを読めば、聞き手が理解してくれるというわけではないのです。
では、どうすればよいか?
まずは、聞き手がネイティブ/ノンネイティブ関係なく「ゆっくり話す」ことを意識することです。
その理由は2つあります。
1つ目が自分のプレゼンを早口にしてしまうと、途中で噛んでしまったり、ミスが多くなったりして、自分自身のプレゼンに集中できなくなるということです。私も経験があるのですが、ミスが気になってしまうとプレゼンのよい流れを取り戻せなくなり、その焦りがまたプレゼンを早口にしてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。「ゆっくり話す」クセをつけるということは、ミスがあっても頭に考える余裕が生まれ、冷静に対応できるようになるのです。
2つ目は、早口だと聞き手がプレゼン内容をわからないまま終わってしまう可能性が高いということです。特に、ノンネイティブを相手にしたプレゼンには気を付けるべきでしょう。日本人が学校やTOEICなどで教わった英語を、聞き手は知らなかったり、最悪の場合は学んでいなかったりする可能性があります。すると、話し手の早口の英語プレゼンを解読することに精一杯になってしまい、聞き手がプレゼンの内容自体に集中できないという状況に陥りかねません。
実際に慣れているプレゼンターは、上記で述べた2つの落とし穴をよくわかっているので、誰が聞いてもわかるゆっくりとした話し方をしています。
では、どれぐらいゆっくり話すか?
これはあくまでも私の感覚ですが、2~3倍遅くするのがちょうどよいスピードかと思います。
テレビに出ている帰国子女やネイティブなどがまくし立てるように話す様子を見て、羨ましがる必要はありません。早口で話していいことなんてないんです。
本日は以上です。