伝わる英語プレゼンに必要な心構え④
本日は、伝わる英語プレゼンに必要な心構えの4つ目をお話しします。
それは、「単語は動詞>形容詞>副詞の優先度でマスターすること」です。
このことを話すと多くの人に驚かれるのですが、ノンネイティブがプレゼンをするときに非常に重要な法則だと思っています。
理由は2つあります。
1つ目が、コミュニケーションは英語に限らず人に何かアクションを起こしてもらいたいという目的があって行うものですので、
「~しなさい」「~が必要です」などの”アクション”の言葉が一般的になるということです。
皆さんの会社のメールフォルダを改めてチェックしてみてください。
”ビジネスで”受信したメール、送信したメールには、ほとんどのケースで動詞が付いているのではないでしょうか?
すなわち、動詞は実務的に一番必要な単語だと考えることができるのです。
2つ目の理由は、まずは動詞だけに英語学習を絞ることができれば、
ノンネイティブにとって苦痛が少なくなり、継続して学習することが可能になるということです。
英語が好きな人もいれば嫌いな人もいます。
嫌いな人にとっては、どんなに仕事で必要だとしても、大量の単語を覚えるのは抵抗があるはずです。
ですが、その負荷が少なくなればなるほど、英語に対する心理的なハードルが下がってくるのです。
また、形容詞を2番目に挙げましたが、動詞に比べて優先度が下がるのは、形容詞が主観的なものだからです。
「安い・高い」「多い・少ない」など、評価軸が人によって異なるため、
ビジネス英語では優先順位は低くなるのです。
最後に副詞を挙げましたが、これは副詞が不要という意味ではありません。
副詞は重要な役割を果たすわけですが、副詞の有無で大きくビジネス判断が変わることはあまりないでしょう。
私自身の経験則なのですが、副詞を無駄に多用すると、文章が複雑になり理解しづらい内容になってしまいます。
緊張するプレゼンの場では、極力そのような複雑な文章は避けて、
聞き手にストレートに届く文章の方が効率がよいと思うのです。
本日は以上です。