プレゼン構成が圧倒的に楽になる大中小の法則①

本日は、プレゼンで使うと効果的な大中小の法則についてお話ししていきます。

大中小の法則は、英語プレゼンをするうえで大切な作成のルールとして私が考案しました。

2017年に出版した書籍で初めて紹介したのですが、

私が教えていた当時の生徒たちはその効果に対して半信半疑だったと思います…

(恐らく、ネーミングセンスも1つの要因だったかもしれませんが(笑))

ではまず、以下イメージ図から大中小の法則を紹介していきましょう。

それぞれを説明していきましょう。

大区分・・・大区分では、自分の主張を述べます。例えば、ビジネスケースを当てはめると「自分が思っていること」「自分が懸念していること」「自分の今後の計画」などが挙げられるでしょう。一番抽象度が高い区分です。

中区分・・・中区分では、自分が大区分を説明するための資料やデータ、図などを提示します。具体的なストーリーに入る前段階のステージです。抽象度は中程度になります。

小区分①②・・・中区分を見てもらいながら、大区分に思い立った具体的な理由や事実を話していきましょう。そのために一番抽象度が低い(具体性の高い)区分になります。この小区分は、自分の主張の根拠になるもので、大切になってきます。

大区分2回目・・・最後に大区分での主張を繰り返します。その際に必要あれば、追加的に情報を加えることもできます。

ここで注意点です。各区分の抽象度をそろえること意識しながら、この大中小のフレームワークに埋めていくということです。大中小で抽象度が混在する文章にしてしまうと、聞き手は混乱する可能性があるのです。

この大中小の法則を意識した学習効果は、英語プレゼンの改善・レベルアップだけでなく「英語をもう少し頑張ろう!」と継続するモチベーションも持つことができたと思います。

やはり、学習しているわけですから能力が上がらなければつまらないですよね。

では、どうしてこの大中小の法則が英語プレゼン能力を向上させるのでしょうか?

それは再現性です。

結局、英語というのは外国語なので、いきなりカッコいい話し方をしてくれと言って、できるものではありません。

母国語である日本語でも、小さい頃にそんな流暢に話せることはできなかったと思います。

では、どうするべきなのでしょうか?

答えは、同じパターンを繰り返すことです。

言い換えると、話す順番を”敢えて”固定してしまうのです。

この点は賛否両論あるかと思いますが、外国へ行こうが、英会話スクールへ行こうが

結局、規則を覚えないままでなんとなく話しても、再現することはできないわけです。

特に、ビジネスはむしろ規則化したほうがよい事例はたくさんあるため、

相性が良いことは間違いないのです。

次回は大中小のフレームワークを使った事例を紹介していきます。

本日は以上です。