プレゼン構成が圧倒的に楽になる大中小の法則②

本日は、プレゼンで使うと効果的な大中小の法則の事例ついて紹介してみたいと思います。

大中小の法則は、英語プレゼンをするうえで大切な作成のルールとして私が考案しました。

2017年に出版した書籍で初めて紹介したのですが、再現性のあるプレゼン構成方法として、

現在でも変わらず教材の一つとして使っています。

前回の話でも、「やっぱり非現実的だ、英語はそんな簡単にはできない」と思われた方は多くいると思います。

それだけ、人は英語学習に対して疑いを持ってしまっている証拠です。

確かに、英語力を上げるのは簡単ではありません。

時間もかかります。

しかし、それは、英語4技能全てを学習している場合で、

英語プレゼンというスピーキングの1つだけにフォーカスすれば、

そこまで時間がかかるものではないのです。

4技能を一気に学習する必要はどこにもありません。

むしろアナタのモチベーションが下がって、全てを中途半端にするぐらいなら、

1つの技術を磨いていくほうがはるかに英語力の底上げになると思います。

【大中小のフレームワーク 事例】 

では、事例を使って、大中小のフレームワークを埋めたいと思います。

まずは前回の復習です。

次に下の写真を見てください。

今、アナタの主張、すなわち大区分が「ヨガはとても素晴らしいエクササイズである」とした場合に、

残りの主張をどのように構成すればよいでしょうか?

中区分では、スライドや図を紹介し、聞き手を視覚からプレゼンの本題へと誘導していきます。

そして、小区分では、自分の体験をベースに2つの理由をあげていきましょう。

ここでは、理由を①身体的なメリット、②精神的なメリットとします。

そして最後に、この小区分で述べた2つの理由から「ヨガはとても素晴らしい」

サンドイッチさせて文章が完了します。

まずは、日本語で結構です。

大中小のフレームワークに当てはめて文章を作ってみましょう。

次のページで文章例を紹介します。

大区分「私はとてもヨガが好きです。そして素晴らしいものだと思っています」

中区分「次の写真を見てください。私が自然の中でヨガをしている様子です」

小区分①「ヨガはまず身体的にとてもよいです。エクササイズができます。さらに健康的に痩せることができます」

小区分②「ヨガは精神的にもよいです。リラックスできるし、日常を忘れることができるのです」

大区分2回目「以上の理由が、私がヨガを素晴らしいと思う理由です。皆さんも一緒にやりませんか?」

最初に明確に主張して、そこから写真⇒理由と誘導していますが、かなり説得力があります。

そして何よりも短文をつなげたプレゼンなので、スピーチのプレッシャーも軽減できます。

難しい単語は専門用語のみで、実はこれぐらい短い文章が一番観客や聞き手に響くプレゼンなのです。

また、このパターンはプライベート・ビジネスの両場面でも使うことができるので、非常に便利なツールだと思います。

本日は以上です。